喉頭がん、末期癌をあきらめない
癌=がん とは悪性腫瘍のことです。
喉頭がんの発症数はあまり多くありません。
がん全体でみると2パーセント前後です。
しかし、首から上の頭頸部のがんのなかではもっとも発症数が多いとみられています。
咽頭がんはそのほとんどが扁平上皮がん(粘膜の表面をおおっているうろこ状の組織にできるがん)で、
がんができる場所によって「声門がん」「声門上がん」「声門下がん」の3つに分かれます。
声門がん
声帯に発生するがんです。
喉頭がんの中ではもっとも発症率が高く、喉頭がん全体の60~70パーセントを占めます。
声門にはリンパ網きわめて少ないため、
声門に生じたがんが首のリンパ節に転移することは少なく、ほとんどの患者でがんは喉頭に限局しています。
声門がんの患者のうち、病期が3期以降の進行がんになるのは10パーセント程度と、
3種類の喉頭がんの中ではもっとも治療成績がよいとされています。
声門上がん
声門より上に生じるがんで、喉頭がんのうちの30~35パーセントを占めます。
声門上がんは首のリンパ節に転移しやすく、首のリンパ節が腫れたために病院を訪れ、
がんが発見される患者が大半です。
そのため、このがんが発見されたときには、多くが3期以降の進行がんとなっています。
声門下がん
声門より下に発生するまれながんで、発生は全体の5パーセント以下です。
声門上がんと声門下がんは、初期症状がほとんど現れないため、
がんが発見されたときは、多くはかなり進行しています。
がんが進行すれば喉頭をすべて摘出するため、声帯を失い、声が出せなくなります。
しかし、喉頭がんは早期に治療を行なえば、声を失うこともなく、高い生存率が期待できます。
一般的には縦隔にもっとも近く、肺への出入り口(肺門)にあるリンパ節へと転移していきます。
がん細胞が血液中に入った場合は、肺のほかの場所、肝臓、脳、骨などほとんど全身に転移します。
また、肺がんは、いちど治療に成功したようにみえても、再発する可能性が非常に高いがんです。
そのため、治療を受けたあとでも頻繁に検査(おもにX線撮影と血液検査)を受ける必要があります。
末期がんに対する統合医療の可能性
がんが多臓器へ転移することで末期がんと診断されてしまうと、 病院での積極的な治療が終了してしまうことがあります。 そのような場合でも西洋医療以外の統合医療で治療を継続することができます。 統合医療にはパン酵母抽出のベータグルカンやフコイダン等のサプリメントの他、 温熱療法などが利用されています。